リハビリテーション科

概要・特色

医師の処方により、患者様の受傷部位や症状を考慮した様々なリハビリテーションを行っております。理学療法と作業療法においては患者様の状態を細かく把握するために担当制になっております。

リハビリテーションの内容

理学療法・作業療法

個々の状態を評価し、関節の動きや筋力を改善することで痛みの緩和を図り、歩行を含めた日常生活動作の向上をお手伝いします。必要に応じて超音波診断装置にて患部の状態を確認した上でリハビリを進めていきます。また、スポーツ選手においては必要に応じテーピングやインソール(靴の中敷き)も作成して可能な限り早期復帰を図ります。主に下肢・体幹、肩関節は理学療法士(6名)が、上肢は作業療法士(2名)が担当させて頂きます。

物理療法

個々の症状に対して柔軟に対応できるように様々な治療機器が設置してあります。
治療機器:ホットパック、電気治療器(低周波、高周波)、牽引療法、赤外線治療器、アクアマッサージなど

マッサージ

医師の診断のもとにマッサージを行います。有資格者であるマッサージ師が個別で対応させて頂きます。

学術活動

2023年

第34回日本整形外科超音波学会(東京)

  • ・「肩甲骨骨折後に残存した上腕外側痛に対して腋窩神経への治療が奏功した2症例」 桑原 隆文
    • 超音波所見として腋窩神経周囲の高輝度変化や可動性低下を認め、超音波ガイド下での腋窩神経への徒手的操作やハイドロリリースにより同所見の改善と共に症状改善を認めた。本例における腋窩神経障害による上腕外側痛の場合、腋窩神経周囲の高輝度変化や可動性低下は病態把握や治療において有用な所見であった。今後も更に症例数を増やして腋窩神経障害の超音波所見について検討していきたい。

2022年

第10回日本運動器理学療法学会学術大会(WEB開催)

  • ・「Posterior juxtaarticular fat padの後方インピンジメントが足関節後方部痛の原因と考えられた1症例 ~超音波画像診断装置が疼痛解釈や理学療法に有効であった症例~」 湯本 正樹
    • 足関節底屈時にPosterior juxtaarticular fat padの背側近位方向への動態が低下していることにより、後方インピンジメントを呈している症例を報告させていただきました。超音波画像診断装置を用いた評価や理学療法の実施により、疼痛なくスポーツ復帰が可能となりました。今後も最善な医療を提供出来るように取り組んで参ります。

第5回STEP総大会(岐阜)

  • ・「膝蓋下脂肪体の動態評価により深膝蓋下滑液包の滑走障害が疑われた膝前面痛の一例」 野口 啓太
    • 今回、エコーを用いて膝伸展時の膝蓋下脂肪体の長軸動態評価に加え、徒手操作による膝蓋下脂肪体の短軸動態評価を実施し、深膝蓋下滑液包の滑走障害が膝前面痛の要因と考えられた一例について発表させて頂きました。本大会は整形外科医も参加し、エコーを臨床でどのように活用し医師とどのように連携しているかがテーマとなっており、多くの貴重なご意見を頂くことができました。この経験を活かし今後も努めていきたいと思います。

第2回新潟県リハビリテーション専門職学術大会(新潟)

  • ・「変形性膝関節症により膝蓋下内側部痛を呈した1症例」 南 千裕
    • 変形性膝関節症によって形成された骨棘により、膝蓋下脂肪体にストレスを与え、歩行時痛が生じた症例について発表しました。本症例ではエコーを用いることによって疼痛発生メカニズムを明らかにし、理学療法を展開することができました。本大会では新潟県内の理学療法士が集まり、様々なご質問・ご意見をいただき貴重な経験を積むことができました。この経験を今後の理学療法に活かしこれからもより一層努めてまいります。

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富永草野クリニック

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