症状ごとの治療法・治療例
とても大切な手・指のこと教えて!Q&A
Q1.包丁などで手を切ったとき、どうやって止血したほうが良いですか?A. 指の切り傷はたくさんの血がでるので心配ですよね。指に小さなタオルを巻いて反対の手で傷口の部分を圧迫してください。タオルの下に清潔なガーゼを直接、傷口にあてておけば最適です。また指を顔の高さまで挙げておくことが出血を少なくするコツです。
Q2.万が一、指を切断したときにどうやって指を持って来るのですか?
A. まず、とれた指をビニール袋に入れてください。そして箱にそのビニール袋をおき、周りに氷を置き冷やしてください。 指を直接水につけると、ふやけてつなげる手術ができなくなりますので注意してください。
Q3.切断した指ってつながるのですか?
A. とれた指がきれいに残っているなら、つなげる手術ができます。でもヘビースモーカーや糖尿病、高血圧の方のように血管の状態が悪い人は、縫合した血管が血の固まりで詰ってしまい、つながらない確率が高くなります。
Q4.「腱鞘炎」ってよく言われるのですが、どんな治療をするのですか?
A. 腱鞘炎とは、腱を包んでいるトンネルと腱が擦れて炎症を起こしたものを言います。使い過ぎが原因の一つですので、手の使い過ぎに気をつけ、飲み薬やぬり薬を使います。それでも良くならなければ注射か手術を行います。
Q5.「ばね指」って指にばねを入れるのですか?
A. 腱鞘炎の一つの症状です。指を曲げた後、伸ばせず、やっと伸びた時にビョ〜ンと勢い良くバネがはじけたようになることから、バネ指と言われます。
Q6.「突き指」ってほおっておいて良いですか?すぐ引っ張った方が良いの?
A. 引っ張って良いことはありません。突き指は骨折、脱臼、靭帯損傷、腱断裂とさまざまなケガが隠れています。指が曲がったり、腫れがでたらお医者さんで診てもらうべきです。
Q7.年齢とともに指が曲がって来たのですが治りますか?
A. 第一関節の軟骨がすりへり、指が伸びにくくなる「ヘベルデン結節」と言われる病気です。手を使いすぎないように気をつけ、痛み止めの塗り薬で様子をみると、徐々に痛みが和らいでいきます。
Q8.最近、骨折で金具を入れる手術が多いようですが、ギプスと比べてどうなのですか?
A. 特に手首の骨折で手術が多くなっています。最近、手術方法や手術器械がすごく進歩しています。ギプスによる治療に比べて、より良く、より早く、より楽に治ります。
Q9.子どものときの骨折は後遺症が残りますか?
A. はい。でもきめ細かい治療をすれば後遺症はまず残りません。特に肘の骨折が危険です。腕が曲がったり、肘の動きが悪くなったり、神経麻痺の後遺症が起きる可能性があります。
Q10.子どもが肘や肩などを使い過ぎるスポーツを続けるとその部分を痛めやすいですか?
A. はい。子供の骨、関節は大人と違い、もろく傷つきやすいものです。特に野球をしている子供の肘に障害がおこりや すいので注意が必要です。長時間の練習を避け、正しい投球フォームを身につけることが大切です。
いかがでしたか?皆さんが笑顔でお過ごしになられるよう、スタッフ一同技術を磨いております。お気軽にご相談ください。