症状ごとの治療法・治療例

膝のケガをカメラを覗きながら治す!?~負担の少ない関節鏡手術~

 ゴルフ界ではタイガーウッズ、スケート界では高橋大輔選手が、膝を痛めて長期の離脱を余儀なくされました。 膝の中にある、前十字靭帯と半月板を痛めてしまったためです。トップアスリートならずとも、部活動やレクリエーショ ンレベルのスポーツでも膝のケガを抱えたままでは楽しむことができません。でもケガしてしまったのだからもう仕方ないとあきらめてはいませんか? 
 膝前十字靭帯を損傷すると、日常生活では何とか支障なく活動することが可能なこともありますが、スポーツ活動を行うには、膝が不安定になり、求めるパフォーマンスを発揮することができなくなります。そうした場合、手術的な治療が必要になります。 
 手術といわれるとやはり躊躇してしまいますよね。手術して本当に良くなるの?という心配もあると思います。確かに一昔前、この手術はなかなか難しく、また傷も大きく、膝に対する負担はかなりありました。しかし、近年光学器械のめざましい進歩により、関節鏡というカメラで膝の中を覗きながら、モニターに映し出して操作をすることができるようになりました。また手術方法自体が洗練されてきたため、関節に対する影響を最低限にすることができるようになりました。実際手術の傷も関節鏡を入れて操作する5mm程度の傷が2カ所と健を採り移植する2-3cm程度の傷ができるだけです。手術翌日からもうリハビリを始めていただくことができます。靱帯だけでなく、半月板が傷んだ場合もこの関節鏡を用いて手術を行っています。翌日から普通に歩ける手術もあり、思ったほど大変でなかったとおっしゃる方がほとんどです。 
 学生さんや仕事が忙しくなかなか時間が作れない方も多いかと思います。夏休み、春休みなどの長期の休みや、仕事のスケジュールにあわせて対応いたしますので、もし悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください。 

 
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