症状ごとの治療法・治療例

いちばん多い手首の骨折、 橈骨遠位端骨折の治療  ーより良く、より早く、より楽に一

​ この骨折は転んで手をついた際に生じ、若い人からお年寄りまで幅広い年齢層で起ります。治療はギプスによる治療が基本ですが、最近は手術が多く行われるようになりました。お年寄りでも元気な方や、一人住まいの方は早く手が使えるようにと手術を希望される方が多くいらっしゃいます。ここで2つの治療法を比べてみましょう。
 
【ギプスでの治療】 
 
   ●ギプスは5週間外せません 。
 
   ●その間、手を使えず、お風呂にも浸けられず日常生活が不自由です。 
 ●ギプスを外しても、なかなか手首が動かない、腫れがとれない、手首も痛い。


手術治療  
 そこで数年前から小さな傷で、痛みの少ない手術(薄い金属プレートを使います) を行っ
ています。また小さい傷では骨の形を元通りにしにくいのですが、手術法を工夫し元通り にしています。さらに装具を工夫し痛みの少ないリハビリをしています。このような治療を行うと
     手術の翌日から痛みなく手首を動かせます 。
 ●傷も目立ちません。 
 ●手術して1週間すればお風呂に手を浸けられます。
       
 この骨折はギプスによる治療が基本です。しかし手術の方が、より良く、より早く、より楽に治ります。もちろん、一番大切なのは予防です。しかし不運にもお怪我をされた際にはお役に立てれば幸いです。
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