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能登半島地震について

2024.01.04

富永草野病院

2024年1月1日16:10頃、能登半島地震(マグニチュード 7.6、最大震度7)が発生しました。三条市でも最大震度5強を観測しましたが、幸い当法人に被害はありませんでした。
 
犠牲になられた方にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。また、1日も早い復興をお祈り申し上げます。
 
1995年1月17日の阪神淡路大震災(マグニチュード  7.3、最大震度6、死者 6,434人、行方不明3人、負傷者43,792人)では、地震から1時間以内に3,842 人がお亡くなりになり、緊急医療体制が整っていたならばこの犠牲者のうち500人は助かった可能性( 防ぎえた災害死preventable disaster  death)があったとの反省から、2005年厚生労働省主導で原則として48時間以内の急性期医療を担うDMAT(Disaster Medical Assistance Team,災害派遣医療チーム)が発足しました。72時間以上経過した急性期以降はJMAT(Japan Medical Association Team、日本医師会災害医療チーム)などに移行します。
一方、2011年3月11日の東日本大震災(マグニチュード9.0、最大震度7、死者15,900人、行方不明者2,523人、負傷者6,157人、 震災関連死3,767人 )ではpreventable disaster  deathは少なく、避難所滞在でデイケアを行えなかったことなどにより歩けなくなった被災者(生活不活発病やロコモ)が多かったことからJRAT( Japan Disaster Rehabilitation Assistance Team 、 災害リハビリテーション 支援チーム)の重要性が再認識されました。
 
当法人理事長の金谷文則は、沖縄JRAT代表を務めていた経験より、急性期から慢性期の災害医療に整形外科およびリハビリテーションが重要な役割を果たすことを痛感しています。
また、富永草野病院は2004年三条市7.13水害の際に草野前理事長(現会長)の指揮のもと災害医療に尽力しました。
 
災害はいつ来るか分かりません。ボーイスカウトのモットーである”be prepared” (備えよ常に) を胸に刻み、当法人も災害対策を充実させていきたいと考えています。

 
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