手術部｜部門紹介｜富永草野病院

手術室の概要・特色

診療科	2科（整形外科・形成外科）
手術室	4室＋中央材料室

整形外科手術（脊椎・肩関節・ハンド・膝関節・股関節・上肢、下肢外傷など）と形成外科手術を、年間約2000件行なっています。

教育体制について

当院手術室では、新人1人に対して１人のプリセプターと1～2人のフォロー看護師が担当します。学生時代では経験・学習していない知識や技術を必要とされる手術室では、基本的な内容から始め、進捗状況に併せてステップアップしていけるようプリセプターを中心に、スタッフ全員でフォローしています。手術室専用のクリニカルラダーを使い、目標設定と課題を明確化して、成長が実感できるよう努めています。

治療対象の疾患・症状

変形性関節疾患（膝・股関節）
胸・腰椎疾患（椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症、黄色靭帯骨化症など）
頚椎疾患（頚椎症性脊髄症、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症など）
膝関節外傷・疾患（前十字靭帯損傷、半月板損傷、反復性膝蓋骨脱臼など）
肩関節外傷・疾患（肩腱板断裂、反復性肩関節脱臼、肩関節脱臼骨折など）
上肢・下肢外傷（橈骨遠位端骨折、大腿骨頚部・転子部骨折、肘顆上骨折、下腿骨骨折、アキレス腱断裂など各種骨折・外傷手術）
ハンド外傷・疾患（手根管症候群、ばね指、腱断裂、手指の骨折、橈尺骨癒合症、離断性骨軟骨炎など）
形成外科（母趾陥入爪、皮膚・皮下腫瘍、眼瞼下垂、瘢痕拘縮、母斑、頬骨骨折、上・下顎骨骨折、熱傷、熱傷潰瘍、腹壁瘢痕ヘルニア、耳前瘻孔など）

主な業務内容

中央材料室では、院内・手術室内で使用される器械の洗浄、作動テスト、滅菌業務を行ない安全な器械・材料の提供を行なっています。
清潔操作で手術器械の準備を行ないます。術式や展開に応じて、スムーズに手術介助ができるようにしています。
診療放射線技師やME（臨床工学技士）と協力しながら手術を行ないます。X線透過装置の使用や、関節鏡のポンプ操作などそれぞれの専門領域の技師も手術に携わり、安全な手術を提供しています。
外来・緊急手術を除く、ほぼ全ての入院手術に対して、術前訪問を実施しています。手術を受ける患者さんの不安の軽減に努めると共に、アレルギーの有無や手術前の状態などの情報収集を行なっています。